プライバシーの意識低く
データ集めやすい中国
中国ではプライバシーについての国民意識が高くないので、AI(人工知能)の機械学習のためのデータを集めやすいし、治安活動でのAIの利用も進む。
中国社会のこの「特殊性」がAIに有利に働いている。
アメリカはこうした事態に危機感を強めており、中国最先端AI企業に対する制裁措置をとっている。
米中のAI戦争はすでに始まっているといってよい。
交通違反者をさらしものにする
「交通違反者暴露台」
中国には、「交通違反者暴露台」と呼ばれるものがある。
赤信号を無視して交差点に進入するバイクがあると、交差点にある巨大なモニターに運転者の写真がクローズアップで映し出される。
それとともに、名前と身分証番号の一部も表示される。つまり、違反者のプライバシーが丸裸にされて街中に公開されるわけだ。