終わりが見えないコロナ禍中。緊急事態宣言の延長によって、先が見えない毎日に気持ちが塞ぎ込んでいる人も多いのではないだろうか。
仕事や人間関係、お金、将来についてなど、心配事を抱えている人にぜひ読んでほしいのが、2021年8月に発売されるやいなや即重版が決定、書店でも売り切れが相次ぐなど話題になっている、『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』だ。
著者のthe Planet from Nebula(ザ プラネット フロム ネブラ)はアメリカ在住の精神世界の探検家で、「宇宙人」とのチャネリング(交信)を通して、「自分らしくないものを手放し、ポジティブに生きる方法」を提案している。
著者が2011年に開始し、毎日更新しているブログは「内容が深い」「読んでいるうちに自己肯定感が高まる」と評判。アメブロのジャンル別ランキング1位の常連で、月間134万PVを記録するなど、カリスマ的な人気を誇る。
今回は本書の中から、「お金はエネルギー」について、一部編集、抜粋して紹介する。
突然手に入った300ドルの小切手
ワシントン州の秋は本当に美しい。1年を通して一番好きな季節だ。秋が深まる頃、木々の葉っぱが鮮やかな黄色と赤色に変わるので、まるで何かをお祝いしているみたいだ。
そんな紅葉が深まる頃に、友人と森へハイキングに出かけることになった。この日は少し風があったけど、一点のくもりもない青空の日だった。
こちらでは、秋晴れのことを「インディアン・サマー」と呼ぶ。
紅葉のまっただなかの森の中を歩くのは、なんとも幻想的だ。
葉っぱが黄金に光って風で舞い上がっている。すると友人が、「まるで黄金の紙吹雪が舞ってるみたいだね」と言う。
「もしもこの葉っぱが本物の黄金の紙切れだったら、君はどうする?」
「全部かき集めるに決まってるじゃないか」と友人は即答した。
私たちは黄金色に染まる葉っぱの上に腰を下ろし、まるで本物のゴールドを手にしているように、何枚かの葉っぱをそっと手にとった。
「本当にきれいに光ってる。何かご利益がありそうだよ」
私は数枚の黄金に光る葉っぱを、家に持ち帰ることにした。
家に戻ってから、持ち帰った数枚の黄金の葉っぱを、何か深い意図があったわけでもなく、財布の上に乗せておいた。
すると数日後、不思議なシンクロが起こった。郵便で小切手が送られてきたのだ。
「うわ! 300ドルの小切手だ。昔使っていた車の保険会社からだ」
おそらく、新しい保険会社に変えたときに払い戻しがあったんだけど、それが手違いで払い戻しされていなかったらしい。
でも、払い戻しを受け取った記憶があったので、実際のところ「なぜお金がやってきたんだろう」という感じだ。