赤ちゃんを逆に起こしてしまう5つの「NGお世話」

 続いて、ようやく寝てくれた…という睡眠中にやってしまいがちな、NGお世話というものがあります。夜中や早朝に起きて、その後なかなか寝てくれないという場合、これらをやっていないかチェックしてみてください。

 6)泣いたらすぐに声をかける

 寝ている間、赤ちゃんが「ふぇ~ん」と泣き出したら、どうしますか? ヒートアップする前にいち早く「どうしたの? よしよし」と声をかけて抱き上げてあやすという方もいらっしゃるでしょう(私も光の速さで対応していました)。しかしこの行為、赤ちゃんが自分で眠る力を養うのを邪魔してしまっているかもしれません。

 寝ている間に赤ちゃんが泣いたら、まず2~3分様子を見てみてください。なぜなら「寝言泣き」の可能性があるからです。寝言泣きとは赤ちゃんが寝ているときに寝言のように泣いてしまう(頭は寝ている)ことを指します。

 大きい泣き声と小さい泣き声を波のように繰り返していたら、自分で泣き止めそうなサイン。待って自分で泣き止むことができれば一歩前進!自分で寝る力を身につける機会をつくってあげられるよう、赤ちゃんをサポートしてあげましょう。

 待っていても全然泣き止む気配がない!明らかに寝言ではない!という場合でも「待つ」という行為は赤ちゃんのねんね力を育てることに役立ちます。まずは1分間でも良いので、泣いてもすぐに反応せず様子を見てみましょう。

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 7)泣くたびにおむつを替える

 夜中におむつを替えると、それが刺激になって赤ちゃんを起こしてしまう可能性があります。うんちが出ていたり、漏れそうにたっぷりおしっこが出ていたりしなければ毎回替えなくても大丈夫です。いつも漏れてしまう場合は、寝るときだけ1サイズ上のおむつをつけたり、おしっこ吸収ライナーという商品を活用したりする手もあります。