アクセント(訛り)のある話し言葉を、リアルタイムで標準的アメリカ英語に近い形に変換する。そうしたソフトウェアを開発するスタートアップ企業が、コールセンターなどの導入事例で早い段階の成功を達成したことを受け、今週、シード資金を獲得した。米カリフォルニア州パロアルトに本社を置くサナス(Sanas.ai)は、データ・サービス会社スノーフレイクの初期支援者ヒューマン・キャピタルなどの投資家から550万ドル(約6億0500万円)を調達した。50万ドルを調達したプレシードラウンドに続く今回のサナスの資金調達には、ゼネラル・カタリスト・パートナーズ、クワイエット・キャピタル、DNキャピタルも参加した。サナスは、オンラインのビデオまたは音声会話の中で人が話した英単語の発音を修正できる機械学習アルゴリズムを開発している。具体的には、インドや中南米のアクセントで話す人の音声が、はっきりとした地域的特徴のない、標準的なアメリカ英語に近いアクセントに変わるというものだ。