アンガーマネジメントは
怒りを抑える技術ではない
世の中には怒るのが上手な人とそうでない人がいます。その差は一体どこにあるのでしょうか。その差を分けているのがたった一つのポイントなのです。その一つのポイントが押さえられていれば怒ることが上手になれます。たった一つですが、知っていると知らないとでは大きく違います。今回は怒るのが上手になるたった一つのポイントを紹介します。
アンガーマネジメントを「怒らなくなる方法」、もしくは、「怒りを抑える技術」のように誤解をされている人がいますが、そうではありません。アンガーマネジメントとは怒らなくなることが目的ではなく、怒る必要のあることを上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目指します。
コロナ禍になり、鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように怒りをそこら中にばらまいている人がいる一方で、怒れない、怒ることに苦手意識がある、どのように怒れば効果的になるのかがわからないという人も増えています。
特に企業では昨年のいわゆるパワハラ防止法施行以来、怒ることはパワハラになってしまうのではないかと危惧して怒れなくなったり、リモートワークが進みオンラインでどのように怒れば良いのかわからないという悩みを持つ人が増えています。