終わりが見えないコロナ禍中。緊急事態宣言の延長によって、先が見えない毎日に気持ちが塞ぎ込んでいる人も多いのではないだろうか。
仕事や人間関係、お金、将来についてなど、心配事を抱えている人にぜひ読んでほしいのが、2021年8月に発売されるやいなや即重版が決定、書店でも売り切れが相次ぐなど話題になっている、『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』だ。
著者のthe Planet from Nebula(ザ プラネット フロム ネブラ)はアメリカ在住の精神世界の探検家で、「宇宙人」とのチャネリング(交信)を通して、「自分らしくないものを手放し、ポジティブに生きる方法」を提案している。
著者が2011年に開始し、毎日更新しているブログは「内容が深い」「読んでいるうちに自己肯定感が高まる」と評判。アメブロのジャンル別ランキング1位の常連で、月間134万PVを記録するなど、カリスマ的な人気を誇る。
今回は本書の中から、「いいアイデアを思いつく方法」についての項目を一部抜粋、編集して紹介する。

アイデアは出すものではなく、「受け取る」ものPhoto: Adobe Stock

何もいい案が思いつかない…

 広告会社で働く友人が、アイデアが全然思いつかなくて困っていると話していた。

 若い世代の人たちは斬新で新しいアイデアをいくつも持ってくるし、技術もスピードもハンパない。

 全身全霊をかけた広告アイデアも、彼らにすぐ上書きされてしまう始末らしい。

「どうしたらいいかわからなくなったよ。ちがう部署に移動することもできるんだけど、なかなか今から新しいことをするのも難しいしね。できれば、今の部署で満足いく仕事がしたいんだけどなぁ」

 そう言って、友人はコーヒーの入ったマグカップをどんと置いた。

 その夜に見た夢はいつもと少しちがっていた。

 指1本が通るくらいの小さな穴から、夢の世界をのぞいている感じだ。

 あまりにも小さい穴からのぞいているから、全体像がよく見えない。どうも夜の海があるようだけど……?

 すると、向こう側にいる誰かが穴を大きく広げてくれた。

 シャライー(宇宙人)だ。

*以下、「ネブラ」は著者、「シャライー」は宇宙人

ネブラ ありがとう、やっとそちらに行けたよ。

 私は窓が全部ふさがれて、ひとつだけ穴が空いてる小さな小屋の中にいたみたいだ。

シャライー 君の友人はね、今みたいに小さな穴からアイデアをつかもうとしているんだ。

 小さな隙間から見えるものを一生懸命探してアイデアを得ようとしている。

 これじゃあ、新しいアイデアなんて思いつくことはできない。

 さっき君が体験したみたいに、狭い視点から得る情報ってたかが知れてるからね。

ネブラ じゃあ、どうしたらいいアイデアやインスピレーションを受け取ることができるんだい?