終わりが見えないコロナ禍中。緊急事態宣言の延長によって、先が見えない毎日に気持ちが塞ぎ込んでいる人も多いのではないだろうか。
仕事や人間関係、お金、将来についてなど、心配事を抱えている人にぜひ読んでほしいのが、2021年8月に発売されるやいなや即重版が決定、書店でも売り切れが相次ぐなど話題になっている、『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』だ。
著者のthe Planet from Nebula(ザ プラネット フロム ネブラ)はアメリカ在住の精神世界の探検家で、「宇宙人」とのチャネリング(交信)を通して、「自分らしくないものを手放し、ポジティブに生きる方法」を提案している。
著者が2011年に開始し、毎日更新しているブログは「内容が深い」「読んでいるうちに自己肯定感が高まる」と評判。アメブロのジャンル別ランキング1位の常連で、月間134万PVを記録するなど、カリスマ的な人気を誇る。
今回は本書の中から、「プレッシャーを乗り越える方法」についての項目を一部抜粋して紹介する。
プレゼンがうまくいくか心配…
「プレッシャーだなぁ……」
明日は朝から会議で、大勢の前でプレゼンする日だった。
ずっと前から準備をしてきたけれど、人前で話すとなると、とたんに頭がまっしろになる。
あちらのクライアントのおエラいさんたちも勢ぞろいだし、うちのおエラいさんたちもたくさんやってくる。
「うわぁ、考えるだけでも押しつぶされそうだ……」
気持ちを切り替えようと思い、いつも出かける森に足を運んだ。
その日は心地よい天気で、雲ひとつない美しい青空が木々の間からのぞいていた。
そのとき、なんとなくアイシス(宇宙人)のことを思い出した。
「そういえば、アイシスと最近話してないなぁ」
ふと、いつも行かない森の左側のほうに寄り道してみたくなった。
もしかしたらアイシスが呼んでいるかもしれない。直感的にそんなふうに感じていた。
森の中のいつも足を踏み入れないほうに進むと、そこには短い草が一面に広がった原っぱがあった。
とても幻想的で、妖精が住んでいそうな雰囲気がある。
そのとき、バサッとどでかい白フクロウがどこからともなく飛んできて、目の前の大きな木に止まった。
「うわっ」
夜行性のフクロウを真っ昼間に見ることはすごくめずらしい。
まして、こんなに大きな白フクロウはテレビでも見たことがなかった。
「アイシスかい? 君は何を伝えたいんだい?」
そう心の中でつぶやいた。すると、頭の中で声が聞こえた。
「自分がどう感じるかにフォーカスしなさい」
アイシスからのメッセージはこれだけだった。
家に戻って、アイシスのメッセージの意味を考えていた。
自分にフォーカスするとどうなるんだろう?
胸の位置に手を当てて、心臓の鼓動にフォーカスしてみると、自分に集中するから周りが全然気にならなくなるのがわかる。
だとすると、自分のハートに意識を集中していさえすれば、周囲のことなんて気にならなくなるってことなんだろうか?
そのとき、アイシスが伝えたかったことが、じんわりわかってきた。
自分らしいありのままの自分でいるとき、あの人やこの人の目線が全然気にならなくなる。
「自分」という器にありのままの自分が100%つまっていて、相手の意見が入ってくる隙間がないからだ。
逆に相手がどう思っているのか、自分はどう見られているかが気になり始めたらどんどんドツボにハマっていく。
それは、ありのままの自分じゃないエネルギーが「自分」という器を満たしてしまうからだ。
すると、「他人軸」になって、自分をジャッジしてしまうんだ。