成功した人たちは、地道な努力の結果、
羨むものを手に入れただけ
もしこれが全く知らない赤の他人であれば、羨望するだけで済んだかもしれませんが、自分の知り合いがバズっていた場合、嫉妬は加速度的に増えます。
なぜなら全く知らない人よりも、知っている人のほうが「さらに自分の身近」な存在だからです。自分とそんなに大差のない人間が皆から称賛されればされるほど、人は嫉妬します。「私だって同じ称賛を受けられたはずなのに！」と。
しかし、そもそも誰かが成功した、いい思いをした、ラッキーだったとして、そのことで自分が損害を受けているんでしょうか？
たとえば、仕事で何もしていなさそうなのに評価の高い同期がいたとします。
ただ、「仕事で何もしていなさそうだ」というのはあなたの視点だけでしかなく、実際にはコツコツ地道に勉強したり、得意先との関係を積み上げたりした結果、売上を大きく稼いでいるのかもしれません。
あるいはクセの強い上司を怒らせないために、上司をよく観察して個別対応をした結果、怒られなくなったのかもしれません。
びっくりするほどステキな男性と結婚した女性は、お見合いパーティや合コンに熱心に通ってステキな男性と会う機会を増やし、会う人ごとに「婚活中なんです！」とオープンにして、より多くの紹介を受けていたのかもしれません。
成功した彼ら彼女たちは、あなたがやっていないことを地道に積み上げた結果、あなたの羨むものを手に入れただけです。その人達がいたから、あなたが損をしたということは多分ありません。
POINT：
誰かが成功したり、いい思いをしたりしたとしても、あなたが損害を受けるわけではない。
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生きづらさの悩みの当事者であり、また精神科医として患者さんに向き合う中で気づいたこと、感じたことをもとに、生きづらい世の中をそれでもなんとか生き抜いていってもらうために必要な考え方、行動や習慣についてアドバイス！ 生きることが「しんどい、つらい」と感じる人が、なんとか世間と折り合いながら自分を貫き、才能や能力を発揮できる自分になるためにツイッターで大人気の精神科医が、心がスーッとラクになり気分が前向きになれる精神安定剤をお届けします。
【目次】
はじめに 毎日、生きづらさを感じているあなたへ
■第1章 あなたの「生きづらさ」の原因を探してみましょう
■第2章 考え方一つで幸も不幸、不幸も幸になる！
■第3章 世の中に溶け込むための擬態のススメ「とりあえずやってみる！」
■第4章 生きるのがさらにラクになる！ 心の習慣
■おわりに あなたの人生に勝ち負けというのは、一切存在しません
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