さる11月6日、イスラエルのシリコンバレー、ヘルツェリアで「サムライベンチャーサミット in イスラエル」が開催され、大成功をおさめた。これを主催した起業支援・投資会社のサムライ・インキュベートの国際担当、安藤氏が、イスラエル・イノベーションセンターのアドバイザー、谷口氏と初訪問の成果を振り返る。(聞き手・ISRATECH編集長 加藤氏)
きっかけは『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』
加藤 私は6年ほど前からイスラエルの先端技術を紹介し、日本企業とつないでいく活動をしているんですが、昨年11月にLinkedInのユーザー飲み会でイスラエルのハイテクに詳しい谷口さんとお会いし「イスラエル熱いですよね!」と盛り上がっていました。
で、今年5月末ごろに『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』が、ギブン・イメージング(イスラエルのカプセル内視鏡企業)の日本法人社長の河上さんから送られてきて、速攻でアポを取って会いに行き、協力したいとお話ししました。
そしてまず一番に、谷口さんにこの本をお勧めしました。
谷口 それで僕はサムライ・インキュベート代表の榊原さんに「イスラエル、面白いですよ」と本を紹介しました。
安藤 以前にもお話ししましたが、僕らはそれまでシリコンバレーばかり見ていたので、驚きの連続で……。榊原が即、「SVS(サムライベンチャーサミット)イスラエルやります」とフェイスブックに宣言しちゃいました。
加藤 私がちょうど4月のSVS東京に出ていて榊原さんを知っていたので、フェイスブックを見て「いつやるんですか?」と聞いたら、「加藤さんに合わせます」と言われ、6月末に榊原さん、安藤さんとお会いして打ち合わせしたのが始まり。