サムライベンチャーサミット in イスラエル安藤庄平(あんどう・しょうへい)2010年、豊橋技術科学大学工学部機械システム工学課程卒業。2011年、株式会社サムライインキュベートIncubate Associate of the Samurai Left Arm IAS就任。シード・アーリーインキュベート事業とグローバルローカライズ事業を担当する。2012年、東京理科大学大学院総合科学技術研究科MIP修了。

安藤 最初の打ち合わせで即、11月6日開催が決まり、それから準備に入りました。
加藤さんとイスラテック・イスラエル代表の岡田さんからスパムじゃないかというぐらい、次々メールが転送されてきて……。100通ぐらいはあったかな、そのほとんどがVC(ベンチャーキャピタル)や投資家でしたよね。そこに片っ端からメールして返事が来たところにアポを入れていくのですが、あっという間に埋まってしまい驚きました。なかにはシリコンバレーだったら3年がかりでようやく会えるぐらいのクラスのVCもありました。
僕らはこれまでシリコンバレーのVCにアプローチし続けているんですけど、セコイアみたいな大手からはなんの反応も得られない。それに、初めての訪問では日本からの出発前にアポがすべて埋まることも期待していなかったので、イスラテックさんの力を感じると同時に、日本の起業家が来るということに関心を持ってくれているんだと思いました。
あと、僕らにはもう一つルートがあって、「イスラエイド」という東北の震災復興支援をしているNPOの方が『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』の著者の一人、シャウル・シンゲルさんの知り合いで、イスラエルでお会いするようアレンジしてくれました。
マイクロソフト・イスラエルのR&D拠点も、加藤さんがLinkedInで知り合った方にアプローチしてくださって、スタートアップ支援の一環ということで無料で会場を借りることができました。日本からこういうイベントが来るのが初めてということもあったと思います。

加藤 現地メディアにも3件以上取材されましたよね。

安藤 ワイネット(ynet)というビジネス系で最大のウェブマガジン、IDF(イスラエル国防軍)のニュースブログなどから取材が来ました。