入社3年目のこと。40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。でも、投資はまったくの素人だった。そこで、サラリーマンとして忙しく働きながら、株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。最初は短期売買を繰り返して失敗したが、より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、すべての会社員におすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
「割安株」を
スクリーニングする
「割安成長株」の見つけ方についてお伝えします。
株式投資は勘や好き嫌いではなく、「客観的データ」に基づいて行うものです。
軸となる視点がないと、膨大な数の銘柄から「これだ!」と思うものを絞り込めません。
ちなみに私の場合、各証券会社のHPなどにあって、いろいろな条件で自動的に銘柄を絞り込む「銘柄スクリーニング」を利用することはほとんどありません。
まずは次の3つをベースに「割安株」の銘柄をざっと絞り込んでいきます。
それぞれ、ざっと説明しましょう。
①のブログやTwitterでは、さまざまな立場の投資家が自分の見解を発信しています。
なかには自分の保有株の値上げを狙ったポジショントークもあるかもしれませんから、フォロワー数が多い有名な投資家がすすめている銘柄だからといって鵜呑みにせず、あくまで「割安株」をスクリーニングする手段の1つとしています。
②のIPO(新規上場株)は、手っとり早く割安成長株を見つけることができますから、『10万円から始める! 割安成長株で2億円』のStep3で詳しく解説しています。
③の「立会外分売」とは、証券取引所の取引時間外に、企業が大量の持ち株を個人に売り出すことです。
東証2部などから東証1部への指定変更で立会外分売をするケースがあります。
TOPIX(東証株価指数)などのメジャーな指標に採用されることで買いが入り、株価が上昇することもあります。