つみたてNISAの人気が止まらない。2021年3月末現在で361万5075口座に到達。前年同期に比べ142万口座増えた(金融庁)。さて、個人はつみたてNISAでどの投資信託を買っているのか?
S&P500投信 不動のトップ継続
金融庁に「つみたてNISA」対象としての届け出が受理された投資信託(以下、投信)は、6月18日発表の最新データで192本だ。そのうち「指定インデックス投資信託」とされているものは173本。アエラ増刊「AERA Money 2021秋号」では、これらすべての純資産総額を調べ、額が大きい順に並べたランキングを公開している。
トップは三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。数年前まで先進国株式の投信や日経225の投信が幅をきかせていたが、米国株人気の勢いは止まらない。
投資家の資金も集まり、米国株市場も高値を更新し続けているので、純資産総額はデータを集計した時点で5000億円台に乗せた。2021年9月17日現在は6380億円。まさに独走状態である。
インデックス投信売れ筋ベスト10の顔ぶれは
改めてベスト10を見てみよう。6月末現在で取得可能なデータから、純資産総額、信託報酬、直近1年のリターンも付記してある。「AERA Money2021秋号」には11位以降、最低位までのランキングが掲載されている。