マーク・サルコビッツ氏は、妻と共同で小売りチェーン「クリスマス・ツリー・ショップス」を買収し、多くの好機を得た。だが、大きな問題が一つあった。それは、このチェーン店で最もクリスマスらしい要素が店名だということだ。寝具からオフィス家具まであらゆるものを販売しているのだが、それを知っている買い物客はあまりいないだろう。昨年、家庭用品小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンドから、80店舗を展開するクリスマス・ツリー・ショップスを買収したハンディル・ホールディングスのサルコビッツ取締役会長は「これは大きな課題だ」と話す。そのため、来年3月のマサチューセッツ州ホリヨークでの新店舗オープンにあたっては、ホリデー用品のみを販売しているというイメージを払拭(ふっしょく)するため、「CTS」と省略した愛称にする予定だ。今後2年間で、全店舗の名称変更を計画している。
社名を「超える」企業たち 1ドルショップやコンビニも
ダンキン・ブランズ・グループは店名から「ドーナツ」を外した
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