中国がインターネット上のプラットフォームの背後にあるアルゴリズムを規制する包括的な新計画を発表した。ネット大手の影響力を抑制する動きが世界で広がる中、中国はその先頭に躍り出た格好だ。中国国家インターネット情報弁公室(CAC)が先週発表した取り組みは、アルゴリズムの使用を規制する包括的システムを3年以内に確立することを目指している。中国共産党は不正とみなすビジネス慣行の締め付けや、ネット上の言論統制を強化しており、新方針はそうした活動の一環となる。規制当局が求めるアルゴリズムとは、公正かつ透明で、中国共産党のイデオロギーに忠実なものだ。ビジネス、社会的交流、政治を一変させている自動化技術への対応に世界各国の政府が取り組む中、中国はこうした動きによってプラットフォームの監視で他国に先行することになる。