何もしていないのに、した気分で
自分を責め出したら赤信号!

 言い訳をして前に進めないだけなら、別にそれは誰でもやってしまいがちです。

 先の例であれば、「実はそれほど太っていることを気に病んでいない」なら覚悟もそんなにありませんし、こんな感じでダラダラ延期に次ぐ延期も「その程度の悩み」ということですから、正直そこまで問題視することはないです。

 問題なのは、やったつもりで自分はダメ人間だと決めつけ自分を責め出したときです。要注意の黄色信号が、途端に赤信号に変わります。

「いつまで経っても、痩せることができない体質だ!」
「いつまでも幸せになれない。私はダメ人間だ!」

「できない」「きっと無理」…。生きづらさを自分で生み出しているあなたへ送るイエローカードPhoto: Adobe Stock

 何もしていないのだから、変わらないのは当然です。

 それなのに、していない事実を責める前に、自分の存在そのものを責め始めたら、生きづらさを自分で生み出していることになり、危険です。

 自分自身を全否定する前に改善するべきところは、「自分に言い訳をしている行為」です。それなのに、やっていないことを棚に上げて「自分はダメだ!」と無意味に責めたって意味はないし、自分がしんどく不幸になるだけです。

 結局、この問題の解決方法は至って簡単で、言い訳をしていることを「やる」か、「やらない」かを決めきるということになります。