米上院議員はフェイスブックのプラットフォームを利用する若いユーザーを保護するために、同社への規制を重視しているようだが、明確な解決策は見えていない。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)による先月の調査報道は、傘下の画像共有アプリ「インスタグラム」が10代のユーザーに害を及ぼす可能性があることをフェイスブックが認識していたと暴いた。上院議員らはこれを受け、その後の2週間で2度会合を開き、インスタグラムを利用する青少年を保護する方法について理解を深めようとした。フェイスブックの広報担当者は、10代の若者をオンラインで安全に保つため、議会との生産的な協力を歓迎すると述べた。10~12歳(トゥイーン)は扱いが一段と難しいかもしれない。この年齢層の子どもたちはフェイスブックの成長の鍵を握っているが、新たな管理には抵抗感を示すかもしれないからだ。WSJが掲載したフェイスブックの内部調査によると、10歳から12歳の子どもたちはどうやら、子ども向けアプリに参加するために親の承諾を得ることを恥ずかしいと考えている。半面、フェイスブックの「青色」の従来アプリは、10代の目には年配者向けの製品と映る。調査対象の11歳の子供によると、「40歳くらいの年寄り」というイメージだ。