Photo:PIXTA
子どもの教育・受験にお悩みの方が増えています。しかし、すべての子には必ず才能があります。親が「特性を伸ばす子育て」をして、子どもの自主的なやる気を引き出せるかが、分かれ道なのです。今回は、5000人以上のバイリンガルを育て、ご自身の息子さんもアイビーリーグの大学を卒業した船津徹さんが、「子どもの特性の見つけ方・伸ばし方」について解説します。家庭ですぐに実践できるポイントも紹介しているので、ぜひご覧ください。
「勉強ができる子」の親には
子どもの才能を伸ばす共通点がある
「お子さんに、将来、どんな人に育ってもらいたいですか？」。教育相談に来た親御さんに質問すると、「経済的・精神的に自立した人になってもらいたい」「自分のやりたいことを追求してもらいたい」「やりがいがある仕事についてもらいたい」など、皆さん素晴らしい「子育ての目標」をお持ちになっていることがわかります。
「では、ご相談内容は何ですか？」
そう尋ねると「中学受験をするのですが、どうしたらいいでしょうか？」「トップ大学に合格させるために、今、何をさせたらいいですか？」「テストの点数を上げる方法を教えてください」など「受験」に関する相談がほとんどなのです。
たいていの親は、我が子に「やりたいことを見つけて、自分らしい人生を歩んでもらいたい」と願っています。しかし、子どもが自分の夢を実現していくための「手段」であるはずの受験が、いつの間にか子育ての目標にすり替わってしまうケースが多いのです。
