「おいしい卵の選び方」で注意すべき、黄身と殻の色の誤解とはPhoto:PIXTA

黄身の色は
エサで変わる

 卵の黄身が「濃い方が新鮮だ」とか「栄養価が高い」と思っている人は多いのではないでしょうか。最近は、黄身の色が黄色ではなく、だいだい色のように赤みがかった卵まであります。

 卵の黄身が、薄い黄色でも濃い黄色でも赤い色でも、黄身の色と鮮度や栄養価は一切関係ありません。もちろん、味も卵を産んだ鶏の品種も黄身の色とは一切関係ありません。黄身の色でわかることは、どんなエサを食べたかということだけです。

 ところが、黄身の色の濃い卵が圧倒的に人気なので、生産者も黄身が濃い卵作りをしなければなりません。