米電気自動車(EV)新興メーカーのリビアン・オートモーティブが、新規株式公開(IPO)で目標とする時価総額を少しでも正当化できるようになれば、デトロイトにとっては現実的な問題となる。リビアンは9月に車両を初出荷し、今月2日に来週の上場に向けて投資家向けロードショー(説明会)を開始。1日には公開予定価格を1株=57~62ドルとしていることを明らかにした。このレンジの中間値を基に、IPO後に予想される最低発行株式数を用いて時価総額を算出すると、約510億ドル(約5兆8000万円)となる。レンジ上限値だと、ストックオプションによる希薄化考慮後で600億ドル超だ。
米EV新興リビアンのIPO、デトロイト勢に脅威
リビアンが見込む高い時価総額はフォードやGMから市場シェアを奪うことを意味する
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