東アフリカの当地にあるコンド墓地は、新型コロナウイルス流行が大々的に隠ぺいされた証拠が眠る場所である。マスクをしないボランティアが穴を掘り、埋葬地を確保するために木を切り倒している。昨年から埋葬する場所は3倍に拡大した。コロナ流行の第1波に見舞われた際、防護服を着た政府当局者が夜にやってきて、こっそり死体を埋めていたと、墓地で働く従業員や遺族は明かす。墓を掘る作業員によれば、昨年以降、埋葬された人たちに共通していることが一つある。それは、コロナが原因で亡くなったということだ。だが誰一人として、コロナに感染していたとは記録されなかった。家族や市当局者と話してそのことを知ったという。