インテルの幹部は数年前、ある問題に気づき始めた。同社は半導体チップからソフトウエアプラットフォームまで毎年数十種の新製品を製造していたが、エンジニアが古い技術のセキュリティー上の欠陥を検証できるよう、そうした技術を目録化して保管する正式な方法がなかった。  2011年に発売し、2013年に製造を中止したマイクロプロセッサー「Sandy Bridge(サンディブリッジ)」などの一部のデバイスは非常に希少で、インテルのセキュリティー研究者はインターネットで探し回らねばならなかった。