――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の銀行株は新型コロナウイルス感染の流行中も耐性を発揮した。だが、新たな変異ウイルス「オミクロン株」を巡る不確実性と規制環境の変化が重なり、その耐性が再び試されている。  先週のオミクロン株に対する市場の激しい反応の中で、大手金融機関は最も打撃を受けた銘柄の一つとなった。S&P500種銀行株指数は26日の取引で4%近く下落。S&P500種全体よりはるかに大幅な下げとなった。いくつかの点で、これは理不尽だ。