【正解】買うなら、K社

13週移動平均線からのかい離率を見る

 K社の移動平均線を見てください。3ヵ月前は横ばいだったのに、少しずつ下向きになっています。トレンドに逆らわないという意味では、こういう株は原則「売り」で、買うべきでありません。

 ただし、例外もあります。株価が悪材料に過剰反応して急落、移動平均線からの下方かい離率が大きくなり過ぎた時です。

 下げ過ぎの反動で「リバウンド」が期待できます。K社は、株価が13週移動平均線から25%も下に離れています。

 私はここで少し買ってみて良いと思います。

 短期的なリバウンド狙いもありますが、長期投資でも少し買ってみたいところです。今期赤字の米国事業から撤退するので、来期以降、利益が拡大する期待があるからです。

 L社は夢はあるものの、将来遺伝子治療の開発に成功して収益が得られるようになるかわかりません。

 開発に成功するとしても、実際に利益が出るのは何年も先です。遠い将来の夢の実現を期待して、株価は短期的に急騰、既に13週移動平均線からの上方かい離率が25%まで拡大しています。L社の株は加熱しているので、売って良いと思います。

 K社は、日本のIT成長企業によくある事例です。国内で高収益を稼いで成長しているのに、海外では赤字続きというパターンです。国内で強くても海外では通用しないのが、残念です。

(本稿は、『株トレ——世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)