株式投資をする人にぜひ読んで欲しい1冊が『株トレ——世界一楽しい「一問一答」株の教科書』だ。クイズを解きながら「株のトレードで勝つ技術」を身につける画期的な1冊だ。著者は、ファンドマネジャー歴25年、2000億円超を運用してTOPIXを大幅に上回る好実績をあげたスペシャリストの窪田真之氏。何万回にも及ぶ膨大な数のトレードから確立した「トレードで勝つ技術」を1冊に凝縮した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。
ローソクチャートの見方をおさらい
ローソク足は江戸時代の相場師・本間宗久が考案したチャートで、相場の強弱を見るのにとても便利です。1日の動きを示す日足、1週間の動きを示す週足などがあります。
1日の値動きから、始値・高値・安値・終値の4つを取り出し、まず始値と終値からローソクのろうの部分を書きます。始値→終値が上昇なら白抜きとし「陽線」と呼びます。
下落なら黒で塗りつぶし「陰線」と呼びます。それに高値と安値を加えて、線で結べば、ローソク足の完成です。高値までの線を「上ヒゲ」、安値までの線を「下ヒゲ」と呼びます。
【クイズ】ローソク足から1日の値動きを読もう
1~5のローソク足(日足)は、それぞれA~Eの値動きのどれを表しているでしょうか?
どれも前日終値は1000円で、1日のうちに株価が5%以上変動する波乱のチャートです。