ホットな話題になっているオンライン仮想空間「メタバース」は、投資家の間でも新たなファン層を獲得している。ソフトバンクグループは30日、韓国のメタバースプラットフォームに1億5000万ドル(約170億円)投資すると発表した。ここ数カ月にメタバースをテーマにしたETF(上場投資信託)が続々と登場し、一部は上げ基調をたどっている。インターネットの新局面と表現するテック企業幹部もいれば、それは誇張されたビジョンであり、実現には何年もかかるとの声もある。メタバースに特化したファンドに投資しているGMアドバイザリー・グループの投資戦略ディレクター、フランク・バラス氏は、「物理的な世界とデジタル世界が加速度的に統合されていく中で、このデジタルトランスフォーメーションから利益を得る最適な位置にある企業に投資したい」と述べる。