シンガポールの配車サービス大手グラブ・ホールディングスが特別買収目的会社(SPAC)との合併を経て、2日に米ナスダック市場に上場した。初値は13.06ドルで、この水準での時価総額は約516億ドル(約5兆8000億円)となった。SPACのアルティメーター・グロースとして取引されていた11月30日より19%高い水準だったが、その後は買いが続かず、下げに転じている。米東部時間午後3時40分過ぎ時点では約22%下落している。グラブは4月、アルティメーターと合併し上場することで合意。その際、企業価値を400億ドル近くと評価された。この取引の一環としてグラブは約45億ドルを調達した。銘柄コードは「GRAB」。グラブにはソフトバンクグループ(SBG)の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」のほか、中国同業ディディ(滴滴)グローバル、トヨタなどが出資している。
ナスダック上場の配車大手グラブ、高寄り後は急落
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