【ワシントン】米公正取引委員会(FTC)は2日、画像処理半導体(GPU)大手の米エヌビディアが400億ドル(約4兆5200億円)で半導体設計大手アームの買収を計画していることについて、反競争的だとして阻止を求め提訴した。  FTCは、買収によってエヌビディアが関連技術を不当に支配することになるとし、ライバル企業には独自で半導体を開発する必要が生じるとしている。  また、FTCは、買収が認められれば両社はデータセンターや自動車の運転補助システムなどに使われている次世代技術の開発を抑止することになるとも主張した。