20万部のベストセラー『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』の中から前半の一部を掲載、営業の初心者からベテランまで多くの読者の共感を呼んだ言葉を味わってほしい。連載第1回は、著者・和田裕美さんが、なぜ営業の世界に飛び込んだのか?を語る。

どうして営業の世界に?

 私は営業職を世の中で一番クリエイティブな仕事だと思っています。
 でも最初から、営業という「売る」仕事がクリエイティブな仕事だと思っていたわけではありませんでした。
 初めはやっぱり不安だった。やっぱり自信がなかった。

 それでも営業の仕事を選んだのは、単純にそれが必要だったからです。好きとか嫌いとかに関係なく「生きていくための手段」として。
 そして見つけました。ずばぬけた才能や頭脳、(それに美貌やセンス)を持ち合わせていない私にも、一筋のチャンスがある世界を。
 それで一番になれた。それで今の私がここにいます。

「和田さんはどうして営業の仕事に飛び込んだのですか?」
 今までに何度となくこの質問を受けてきました。理由はひとつ。
「お金が欲しかったから」……。
 こう言うと、貪欲で鼻息の荒い女のイメージが強くなるかもしれないけど、実際にお金が欲しくない人っているのかなぁ?あった方がいいでしょう?ないよりもね。