異なる価値観を持つ女房役に相談する
米国の名経営者として名高いジャック・ウェルチ氏の話には、夫人の話がよく登場します。それも、家族で過ごすことで息抜きをしていたということではなく、ビジネス上の重要な相談をしていたそうです(実際の結婚生活がうまくいっていたかどうかには、あえて言及しません)。
日本を代表する経営コンサルタントの大前研一氏の書籍でも、夫人から得られた気づきについて言及されています。仕事をするにあたり日頃習慣化していることについて、自分とは異なる価値観を持つ大前夫人の言動から示唆を得たという内容でした。
いずれの夫人も聡明だったということかも知れませんが、それよりも「よそ者」の視点を持っていたことがポイントです。
社内に優れた専門家がいる中、あえて夫人に相談することで、新たなビジネスのヒントを得ていたと説明できるのではないでしょうか。