「今の会社で働き続けていいのかな?」「でも、転職するのは怖いな……」。働き方が大きく変わるなか、悩みを抱える人は多いだろう。高卒から、30歳で年収1000万円超という驚きの経歴をもつ山下良輔さんは、そうした「転職迷子」たちから圧倒的な支持を得ている。山下さんは12月に出版した初の著書『転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法』で、自らの転職経験を全て公開している。
その戦略は「外資系やコンサル業界は、学歴エリートでなくても入れる」「職歴に一貫性はなくてもいい」など、これまでの「転職の常識」を塗り替えるものばかりだ。どうしたら人生を変える転職ができるのか、どうしたらいい会社選びができるのか。この連載では本書より一部を特別に公開する。

「全身ユニクロでも一目置かれる人」「マナーは守っていても軽く見られる人」の差Photo: Adobe Stock

 服装のマナーについては既に多くのスタイリストさんや服飾の専門家の方が語っているので、僕が何かをいうつもりは全くありません。

 ただ、最近のサラリーマンの感覚が、少し変わってきているんじゃないかな、と思うことはあります。ひと言でいうと、「ただスーツを着ていればOK」ではなくなってきている。むしろ「Tシャツを着ていても、清潔感がある」のがマナーなのではないか、そのほうが今っぽい感覚なのではと思うようになりました。

 僕は、仕事の服がどんどんカジュアル化している今だからこそ、「清潔感」を身につけることが重要だと思っています。これは、普段の仕事でも、面接でも全く同じです。

 僕がコンサルティング業界で感じた「服の新しいマナー」は次のようなものです。

・ジャストサイズ:スーツを着ていても、ダボダボだったらNG
・清潔感:カジュアル面接ならTシャツでも十分受かる。ただし清潔で、シワのないことが条件
・無地:全身ユニクロでもいいので、モノトーン&シンプルに

「カジュアルな服を仕事場でも着られてラク!」といういい面もありますが、一方で、「なんでもいいからスーツ」時代より、マナーの難易度は上がった気がします。この変化を、ぜひ自分の味方にできるようにしてください。

 もちろん、業界や職種によって全く違うと思うので「自分の職場なら何が新しいマナーか」を考えることはとても大事です。

※この記事は、『転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法』からの抜粋です。