LINEWEBTOONアプリPhoto:123RF

スマホで空き時間に読み進められる漫画アプリ。市場が拡大するなかで、韓国発の“ウェブトゥーン”作品がランキング上位に多く食い込んでいる。また、『梨泰院クラス』など、映像化されて話題を呼んだ作品も多い。いま、韓国漫画が日本のみならず世界で人気を博している背景に追った。(清談社 田中 慧)

日本の漫画アプリ市場で
トップとなったウェブトゥーン

 ウェブトゥーンとは、インターネットを意味するWeb(ウェブ)と漫画やアニメを意味するCartoon(カートゥーン)を組み合わせた言葉で、韓国で誕生したデジタルコミック形態の一種。スマホやパソコンで読むことが前提のため、フルカラーで縦スクロール形式になっている。

 韓国から登場したこの新しい形態の漫画作品が、ピッコマやLINEマンガといった日本で親しまれる漫画アプリを席巻している。