デル・テクノロジーズの環境にやさしい新型ノートパソコンの試作品は、ネジの数が通常のノートパソコンの10分の1で、コンポーネントが少なく、再利用可能なモジュラー部品が使用されている。このノートパソコンは販売用のものではなく、いわゆる「循環型経済」でデルが自らをどう位置づけているかを示すものだ。デルは2030年までに、販売する製品1台につき同等製品1台を再生利用（リサイクル）または再使用（リユース）し、製品の中身の半分にリサイクル材や再生可能材を使用する計画を明らかにした。従来の大規模生産から脱却し、「循環型」製造プロセスに移行する。他のメーカーと同じくデルも、こうした野望をどう実現するか、頭を悩ませている。