ストリーミング戦争には大きな武器が必要だ――たとえ、戦いには加わらないと決めた者にとっても。米国で17日から劇場公開される「スパイダーマン」の新作映画はかなり好調な興行成績となりそうだ。シネマーク、AMCエンターテインメントといった映画館チェーン大手によると、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の前売り券販売は、史上2番目の興行収入となった2019年の「アベンジャーズ/エンドゲーム」に次ぐ売れ行きだ。米証券会社ウェドブッシュのアリシア・リース氏は、新作スパイダーマン映画の米国内興行収入が4億5000万ドル(約512億円)に上ると予想している。これは劇場映画に大きな打撃を与えた新型コロナウイルス禍以前でも、極めて力強いパフォーマンスと考えられるだろう。
映画「スパイダーマン」で光るソニーの商才
ソニーはストリーミング戦争で「武器ディーラー」になることを選んだ
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