『「育ちがいい人」だけが知っていること』の第2弾、『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』がついに発売! 内容は、第1弾を発売して以来、「じゃあ、こういうときはどうすればいいんですか?」と、多数お問い合わせをいただいた、さらに具体的なシーンでの対応。明確な決まりがないからこそ迷ってしまう日常の正しい所作&ふるまいに加え、気のきいた人なら当然のようにできているけれど、意外と教えてもらえない話し方や気遣いなど。第2弾でも「育ちがわかる」と言われてしまいそうなものばかり260項目を紹介しています。しかも、第1弾と同じ項目はないので、『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』も必見ですね! 今回は、美しい座り方についてご紹介していきます。

椅子の背もたれには寄りかからないのがマナー?

育ちがいい人は、レストランで椅子の背もたれを使わない?Photo: Adobe Stock

「椅子の背もたれには寄りかからないのがマナー」と教わっている方も多く、ずいぶん浅めに腰かけていらっしゃいます。

もちろん食事中や、上司や大切なクライアント、目上の方の前で背もたれに寄りかかるのは、避けたほうがよいでしょう。

ですが、その姿勢を数十分キープするのは意外と大変。かえって猫背になるなど姿勢が崩れやすくなることも。

そこで私は、椅子の座面深くに腰かけて、背もたれには腰のあたりだけをつけ、背中は浮かす姿勢をおすすめしています。

背筋がまっすぐであれば決して失礼な姿勢には見えませんし、何よりぐんと楽に座っていられますよ。

マナーを知り、実践するのはもちろん大切なことですが、長時間の場合には無理なく、且つ失礼に見えない、美しい座り方ができないか? と考え、自分で工夫できるというのも育ちがいい人です。

相手にとって心地よくはもちろんですが、自分自身も心地よければ、お互いに楽しい時間を過ごせるはずです。

シリーズ第2弾となる『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』では、普段の生活の中で「育ち」が出てしまうポイントや、どうふるまうのが正解か? というリアルな例を260個も紹介しています。誰にも指摘されたことがないのに、実は「あの人は、育ちが……」なんて周囲の人から思われているとしたら、本当に恥ずかしいですよね! 今さら聞けないことばかりですから、参考にしてみてくださいね!