孤独の力で「個」として自立する
干渉せず、管理せず、依存しない。
それぞれの「個」を自立させ、孤独を力に変える生き方を選びたいと僕は願う。
孤独は、人を弱くするものではなく、強くするもの。
僕は、孤独の力を使って、友情を温め、社会に貢献してきたつもりです。
そして、今、この時代においては、誰もが「孤独の力」を認識するべきではないかと強く思っています。
混迷の時を迎えた今、きっとあなたも感じているのではないでしょうか。
絶対安全の将来を約束してくれるリーダーなんて、どこにもいない。
その存在を、求め続けることには意味がない。
もっと強く、自分を保たねばならないと。
僕は決して人間嫌いではありません。
むしろ人間が大好きで、だからこそ、お互いの命や想いを尊重し合いたい。
消耗し合うのではなく、磨き合いたいのです。
(本原稿は、中野善壽著 『孤独からはじめよう』から一部抜粋・改変したものです)