モントリオールを訪れる楽しみはたくさんあるが、その中の一つは、おしゃれな服を着た小さな子どもたちがホットチョコレートを飲み、クロワッサンを食べながらおしゃべりをしているのを聞くことだ。ちょうど現地に行ってきたばかりだが、ついちょっとばかげたことを考えてしまう――何とケベックの子どもたちは賢いことか、私よりフランス語が上手なだけでなく、英語も(そして、ストリートホッケーも)上手だ!バイリンガルであることは頭を良くするのだろうか? ある意味では、もちろんそうだろう。一つの言語ではなく、二つの言語を知っているというだけで既に優位性があると言える。また複数の研究結果からは、バイリンガルであることで、年齢が低くても、さらに新たな言語を学んだり、言語的な音声を感知したりすることが得意になることがわかっている。一例を挙げると、シンガポール国立大学のレーアー・シン氏が2017年に発表した研究では、英語と標準中国語の両方を聞いて育った1歳6カ月の子どもは、モノリンガルの子どもよりも、アフリカの言語の音声を習得するのが上手だった。
バイリンガルだと頭が良くなる?
二つの言語を知る人は脳領域のつながり方が異なることが新研究で明らかに
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