動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が10代のユーザーに対し、急激な減量競争や食べたものを無理に排出する方法を紹介する動画を大量に送信している。医療の専門家によれば、こうした動画は全米で摂食障害の患者が急増する一因となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はティックトックで約10個の自動アカウント(ボット)を作成。13歳として登録し、調査を行ったところ、数週間のうちにアルゴリズムによって減量に関する動画が何万本も送られてきた。動画の中には、1日のカロリー摂取量を300キロカロリー未満に抑える方法を紹介するものや、数日間水だけを摂取したり、過食したあとに下剤を飲んだりすることを勧めるものがあった。