与信管理の「リスクモンスター」、業績好調でも株価下落が止まらない理由Photo:123RF

企業の倒産確率に応じた格付などを提供する、リスクモンスター(東証2部)の株価下落が止まらない。業績は右肩上がりで財務体質も健全にもかかわらず、株価が振るわない背景には何があるのか。(東京経済東京支社長 井出豪彦)

株価の下落傾向が続く
リスクモンスター

 企業の倒産確率に応じた格付けなどを提供する、リスクモンスター(東証2部)の株価下落が止まらない。本稿執筆時の直近株価である12月20日(月)終値は582円と前の営業日から17円(2.84%)も下げた。17日(金)に22円下げて600円を割り込んだばかり。買いが入りにくい状況だ。

 理由ははっきりしている。11月19日午後5時に東京商工リサーチ(TSR)との業務提携の解消を発表し、売り上げの過半を占める与信管理サービスの先行きが不透明になったと判断されているのだ。