――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  実績ある大手ビデオゲームメーカーでさえ、時にはヘマをする。各メーカーが同時にヘマをするのは、まれなことだ。  年末商戦に想定外の展開が起こり、三大ゲームメーカーの大作がそろって不発となった。アクティビジョン・ブリザードの『コール・オブ・デューティ:ヴァンガード』は、批評家スコアがシリーズで最低となり、発売時の販売も低調と伝わった。エレクトロニック・アーツ(EA)の『バトルフィールド2042』も批評家受けが悪く、発売時には技術的な問題に見舞われた。