実績ある大手ビデオゲームメーカーでさえ、時にはヘマをする。各メーカーが同時にヘマをするのは、まれなことだ。年末商戦に想定外の展開が起こり、三大ゲームメーカーの大作がそろって不発となった。アクティビジョン・ブリザードの『コール・オブ・デューティ:ヴァンガード』は、批評家スコアがシリーズで最低となり、発売時の販売も低調と伝わった。エレクトロニック・アーツ(EA)の『バトルフィールド2042』も批評家受けが悪く、発売時には技術的な問題に見舞われた。テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエアの『グランド・セフト・オート:トリロジー』にもバグが発生し、この人気シリーズにしては珍しく批評家から酷評された。批評家によるスコア集計サイトのメタクリティックでは、今年のワーストゲームの6位に選ばれている。