株式投資をする人にぜひ読んで欲しい1冊が『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』だ。クイズを解きながら「株のトレードで勝つ技術」を身につける画期的な1冊だ。著者は、ファンドマネジャー歴25年、2000億円超を運用してTOPIXを大幅に上回る好実績をあげたスペシャリストの楽天証券・窪田真之氏。何万回にも及ぶ膨大な数のトレードから確立した「トレードで勝つ技術」を1冊に凝縮した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。
株式投資のクイズにチャレンジ
O社とP社、買うならどっち?
以下、6週間の週足チャートを見て、判断してください。
【ポイント】「包み足」
O社とP社の最後の2週間の週足の形を見てください。前週の高値と安値が、次の週のローソク実体(始値と終値)の範囲に収まっているのを、「包み足」と言います。
包み足だけでは、70%当たるシグナルとは言えません。ローソク足の解説書に、買いシグナルや売りシグナルとなるいろいろな型と、名前を覚えさせるものがありますが、私はそのように暗記するのをお勧めしません。売り、または買いの勢いを表していることに違いはありませんが、あくまでも参考に見る程度としましょう。