感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

精神科医が教える意識するとうまくいくたった1つのことイラスト:カツヤマケイコ

人生を豊かにする意識の持ち方

きょうのひとことは、
「物事にゴールはない」

自分が設定したゴールに向かって行動する、なんてことがあると思います。

しかし、すべての物事はスタートなのです。

なにかの目処がついたら、それは次のことのスタートにすぎません。

すでに物事ははじまっていて、ゴールというものはないのです。

だからといって、なにもストイックに頑張り続けなさいということではありません。

そういうふうに思っていたほうが、物事がうまくいくと思うのです。

たとえば、恋愛とか結婚にしてもそうです。

相思相愛のふたりが、つき合ったり結婚したりする。

それがゴールだと思ってしまうと、うまくいかなかったりします。

そこからが、まさにスタートなのであって、物事がはじまっているわけですから、次の展開を意識しないといけません。

そうでなければ、なにかと手薄になってしまったり、やるべきことをしなかったりして、物事が暗転してしまうこともあります。

ゴールを設定すると、そこにたどり着いた時点で終わりになってしまいます。

たしかに肩の荷が下りて、気持ちがちょっとラクになるかもしれません。

しかし、そのままだと、あとあと響いてきて、自分が苦労することになります。

ですから、すべての物事には終わりはなく、すべてははじまりなんだと意識しておく。

なにか物事をはじめたら、それは続くものだと思えば、次の展開、次の展開と考えて、物事をうまく続けられやすくなります。

大切なのは、なにかをはじめたら、そのことは自分自身でずっと管理するという意識が働くことです。

つまり、いろいろと物事をはじめて、どれもこれも中途半端になってしまうことを避けられるのです。

きょうのひとことは、
「物事にゴールはない」
でした。

参考になったかしら?