新型コロナウイルス感染拡大により厳しいロックダウン(都市封鎖)が敷かれている中国北西部の西安で、病院から受け入れを拒否された妊娠8カ月の妊婦が死産に見舞われる問題が発生した。ネット上では全国から批判が殺到し、地元当局は規制の一部緩和に追い込まれた。  西安ではここ2週間にわたり、1300万人の市民が自宅に閉じこもる生活を余儀なくされている。足元のコロナ流行で感染者は約1800人に上っており、徹底した封じ込め対策を実施している中国では異例の大規模感染となっている。当局によると、感染者の大半は軽症にとどまっており、死者は出ていない。