2020年に米政府警備職員が殺害された事件を巡り、被害者の遺族が5日、米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)を提訴した。ユーザーの投稿を巡るウェブサイト運営会社の免責を認めた法律の是非が改めて議論されることになりそうだ。デイブ・アンダーウッド氏が反政府過激主義者によって殺害されたとされる事件について、フェイスブックがこの企ての温床になったとして、遺族のアンジェラ・アンダーウッド・ジェーコブズ氏が同社を訴えた。検察はデイブ氏が、連邦職員を殺害する目的でカリフォルニア州オークランドに来た男に射殺されたとみている。カリフォルニア州のアラメダ郡上級裁判所に提出された訴状によると、男はオークランドに向かう前、フェイスブックで別の男と接触。2人は「フェイスブックのグループと、ユーザー・エンゲージメントを高めるよう設計・意図されたアルゴリズムを通じてつながった」とされている。