米ゲームソフト小売り大手ゲームストップは、デジタル資産NFT(非代替性トークン)の取引市場を開発する部門を立ち上げ、暗号資産企業と提携関係を結ぼうとしている。関係筋が明らかにした。中核のビデオゲーム事業を立て直しつつ、大いに注目されている分野に進出する。同筋によると、新部門は運営の人材を20人余り採用し、アバターの衣服などバーチャルグッズのNFTを取引するプラットフォームを構築している。今年開設する取引市場にNFTを出品するよう、一部のゲームの開発者やパブリッシャー(発売元)に要請しているという。また、ブロックチェーン(分散型台帳)やNFT技術を利用したゲームの開発やNFT関連のプロジェクト向けに技術を共有し共同で投資するため、暗号資産2社と近く提携するという。さらに、10社を超える暗号資産企業とも同様の契約をして年内に多額の投資をする見通しだという。