新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」により、新規感染者の拡大が続いており、入院者数も医療制度をさらに圧迫しかねない水準まで増えている。一方、欧州の一部では新規感染者数に歯止めがかかりつつあるほか、中国では帰省などで大規模な移動が見込まれる春節(旧正月)を控え、感染拡大への警戒が高まっている。米厚生省のデータによると、コロナ感染による入院者数(感染が疑われる患者含む)は16日に約15万5958人と、7日平均で過去最多を更新した。新規感染者の7日平均は15日に約80万8000人となり、80万台の大台を初めて突破した(ジョンズ・ホプキンズ大学調べ)。ただ、ニューヨーク州など、流行地の一部では新規感染者の伸びが鈍化する兆しも出ており、すでに感染の勢いが弱まっている南アフリカや英国などで確認されているトレンドが米国でも浮上しつつある。
オミクロン感染入院なお増加、流行地で改善の兆しも
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