週刊ダイヤモンド11/10号

 特集担当者にとって反響は心地よいもの。何ら反応がないよりはよっぽどまし。ただ、クレーム殺到ということになると話は別です。

 ゼネコンを長らく担当していたため、クレームには慣れっこでしたが、いやー、5月19日号の「介護地獄」特集の時は多かった。 懲りずに第2弾です。

 装い新たな「有料老人ホームランキング」は、対象エリアに北海道、広島県、福岡県を新たに加えました。ホーム数は1001。それらをエリアごとに、「介護型」と「自立・混合型」に分け、7つの指標で比較しています。

 一口に有料老人ホームといっても種類は様々。今回のランキングの対象となる「介護付き」でも、要介護や要支援の認定を受けている人だけを対象とする「介護型」と、自分で身の回りのことはできる人向けの「自立型」があります。また、両方のタイプの人が入れる「混合型」というのもあります。

 前回はこれらを同じ土俵で評価したため、クレームが殺到したわけです。

 そこで、今回は「介護型」、「自立・混合型」に分けてみました。違う言い方をすれば、親や配偶者を入れたいホームと、今は元気だけど将来、介護の不安がある人が入るホームに分けたのですが、これが大変な作業でした(詳しくは本誌で)。