ウクライナのドミトロ・クレバ外相は20日、ロシアによる「小規模な侵攻」の可能性に触れたジョー・バイデン米大統領の発言について、ロシアの攻撃を誘発しかねないとの見方を示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで語った。バイデン氏は19日、ウクライナに対する「小規模な侵攻」があった場合にロシアのウラジーミル・プーチン大統領にどう対応するかについて西側諸国が一致していないことを示唆した。ホワイトハウスはその後、バイデン氏の発言の意図を説明した。クレバ氏は「小規模や本格的な侵攻、あるいは本格的侵略と言うが、中途半端に攻撃的というものはない。攻撃的か攻撃的でないかのどちらかだ」と述べた。さらに、「『疑似的侵略』や『小規模侵攻』作戦を画策する機会をプーチンに少しも与えてはならない。こうした侵略は2014年からあった。それが事実だ」とした。