ひろゆきが呆れる「頭が悪い人のお金の使い方」ワースト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

給料の安い国・ニッポン

 日本では今、株価が落ちていることが話題です。どんどん給料の安い国にもなり、貧しくなる一方です。

 個人としては「お金の使い方」には気をつけて生きないといけなくなっていっています。

 この連載でも度々取り上げるテーマですが、まだまだ「頭の悪いお金の使い方」が見受けられるので、それについて述べましょう。

ワースト1は、「あの職業への相談」

「貯金がまったくない」と言って、「ファイナンシャルプランナーに相談しようかな?」という人がいます。

 それって、「何にどうお金を使えばいいのかをお金を払って相談する」という愚行だと思うんですよね。

「給料などで入ってくるお金の半分から7割くらいで生活をし、残りのお金は貯金したり、iDeCoやNISAやインデックスファンドにつっこむだけです。はい、終了」というレベルの話に、わざわざお金を使うのって、頭が悪い行動だなとしか思えません。

 人に話さないとスッキリしないのであれば、友達に話せばいいじゃないですか。「毎月、貯金できてる?」「投資してる?」くらいの雑談で、他の人がどうお金を使っているかはわかるはずです。

 そもそもお金を使って解決するクセがあるから、今、お金について悩んでいると思うんですよね。だったら、ファイナンシャルプランナーに相談料を払うことが間違っていると気づけるはずです。

簡単に「100万円」が手に入る方法

 世の中、頭の悪いお金の使い方をする例は、挙げ出したらキリがありませんよね。

「FX自動売買ツールを買いました」とか「投資詐欺に引っかかりました」とか。

 いずれも「一発逆転しよう」という根本的な部分が間違っていると思うんですよ。

 たとえば、誰でも簡単に「100万円」が手に入る方法があります。

 それは、普通に働いて、年収300万円を稼いで、200万円で暮らすだけです。「300万円 ー 200万円 = 100万円」です。

 誰でも計算できるし、誰でもできると思います。ぜひ、それを実践してみてください。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、40万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。