米国では、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受けて自宅療養者が数百万人に達しているほか、症状がありながら勤務を続けるケースもあるなど、労働人口に大きな影響が生じている。  国勢調査局が1月上旬に実施した調査によれば新型コロナへの感染か、感染の症状がみられる人の看病のため仕事ができないと答えた回答者数は約880万人だった。同局が2020年半ばに同様の調査を開始して以降で最も多く、これまでの記録である21年1月の660万人を大幅に上回った。