日産・エルグランド日産・エルグランド 価格:689万7000円~ Photo by Koujirou Yokota

新型エルグランドは最上級ミニバンの新たな選択肢。「大切な人たちとの遠出を楽しめる、プレミアムツーリングミニバン」をコンセプトに日産が持つ先進技術をフル投入。“乗る人すべてがくつろげる極上の快適空間”と“どこまでも走りたくなる運転の楽しさ”を追求した。注目は国内初導入の“第3世代e-POWER”、日産独自の電動駆動4輪制御システム“e-4ORCE”、そして路面をしなやかに捉える“インテリジェントダイナミックサスペンション”の統合制御。その実力を確かめた。

「大切な人たちとの遠出を楽しめる、
プレミアムグランドツーリングミニバン」

 発売を前に期待のエルグランドを日産のテストコース・グランドライブ(神奈川・追浜)で試乗した。

 16年ぶりのフルチェンジとなる4代目はすでに昨秋のモビリティショーで姿を目にしている。外光の下で対面すると、やはり堂々たるサイズとデザインが印象深い。まさに存在感たっぷりだ。ボディサイズは未公表だが、ライバルのアルヴェル(4995×1850×1945mm)と全長と全高はほぼ互角、全幅はわずかに大きいという。

 開発コンセプトは「大切な人たちとの遠出を楽しめる、プレミアムグランドツーリングミニバン」。とくにこだわったのがBIGサイズを生かして、乗り心地と静粛性を追求した「乗る人みんながくつろげる極上の快適空間」と、「どこまでも走りたくなる運転の楽しさ」である。日産車がDNAとして持つFUN TO DRIVEを基本に、グランドツーリングミニバンとして長時間、長距離を乗っても疲れにくいよう徹底的に仕上げている。開発にあたって実際に長距離を走り込み、楽しさを追求したという。大型ミニバンというと豪華さが話題になるが、エルグランドの豪華さは、見た目の質感や立派さだけではない。走りそのものにも足を踏み入れ、乗る人すべてが深い満足を得られるよう注力している。

 従来型では競合車が横に並んだときに「見下ろされる感覚がイヤだ」というユーザーが多かったらしく、その声に応えアイポイントは高めに設定された。なお、新型の室内は広大といえるほど広い。